九州高校野球 異色の経歴を持つ多田龍ノ介(大分舞鶴2年)がセンバツ出場に挑む 【大分県】

2023/10/22
  • 高校野球

 第153回九州地区高校野球大会に出場する大分舞鶴に、異色の経歴を持つ選手がいる。同大会県予選では不調から脱せず、決勝では9番右翼で起用されるも途中交代となった多田龍ノ介(2年)だが、「九州の強豪校がそろい、センバツ甲子園の参考資料となる大会。しっかりと準備をしてベストの状態に戻し、ベスト4を目指したい」と復調を誓った。

 

 物心つく前から水泳教室に通い、中学ではバタフライの選手として九州大会に出場するなど、多田は県内で名をはせた水泳選手だった。高校でも活躍が期待されたが、中学3年の夏に肘を故障し、記録が伸びなくなった。それでもいくつかの高校から誘いがあったが、「他の競技で新たな挑戦をしようと思った。やるからには高いレベルの環境に飛び込もうと思った」と、野球をするために大分舞鶴を受験する。

 

長打力のある多田龍ノ介

 

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