県高校総体前特集 バレーボール女子(1) 3年生が屋台骨となる東龍は今年も強い 【大分県】

2023/05/16
  • 高校総体

 バレーボールの県高校総体が6月3日から始まる。女子は23連覇を目指す東九州龍谷(東龍)が優勝候補の筆頭であることに変わりはない。盤石の王者に立ち向かうのが「全九州総合選手権」で3位となった大分商業、この1、2年で急速に力を付けた大分西。県総体を前に3校の戦力を探る。

 第1回は絶対的な王者・東龍。今月13、14の両日に行われた全九州総合選手権で4大会連続の九州王者に輝いた。

 

 今年の東龍も強い。4月に即戦力の1年生が加わり、2年生も先発に名を連ねるなどフレッシュなメンバーが台頭。選手層の厚さという点で勝るチームはない。その充実した戦力の中で際立つのは、やはり3年生。相原昇監督が「東龍は3年生のチーム」というように、チームの屋台骨となっている。

 

 派手さはないが堅実にプレーできるキャプテンの高橋葵に代表されるように、3年生のプレーが試合の要所でチームを引き締め、勝利をもたらす。全九州総合選手権の予選リーグでは、忠願寺風来(2年)のブロックや藤崎愛梨(1年)の決定率の高いスパイクが目立った。決勝トーナメントではエースの岡部詩音や高橋ら3年生が力強いプレーでチームを勢いづけた。

 

全九州総合選手権では3年生が優勝の原動力となった

 

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