県高校総体 サッカー男子 大分が2年ぶりの歓喜

2021/06/10
  • 高校総体

大分県高校総合体育大会

6月7日 昭和電工サッカー・ラグビー場

サッカー男子

決勝 大分1−1鶴崎工業

  (PK5−4)

 

 サッカーの県高校総体決勝は、延長を含む90分では決着がつかず、PK戦の末に大分が鶴崎工業を下した。大分は2年ぶりの王座奪還、通算13回目の優勝となった。

 

 梅雨独特の蒸し暑さをものともせず、互いにチームの持ち味を発揮してトーナメントを勝ち上がった。ただし、両者には激戦ゆえの爪痕も残された。体力は限界に近く、体が重かった。だがそれでも球際の攻防は激しく、前半は互いにゴールを許さなかった。

 緊迫した試合はセットプレーで試合が動くことが多い。この試合の先制点は鶴崎工業のCKから。後半14分に副田愛斗(3年)の奇をてらったショートコーナーから幸優成(同)がピンポイントでゴール前にクロスを上げ、瀬戸口智哉(同)が頭で合わせネットを揺らした。

 

 すると、大分はこれで目が覚めたのか、徐々に長短のパスをテンポ良くつなぐ本来のリズムを取り戻す。後半29分、交代したばかりの吉川獅子心(2年)が今田昂輝(同)のシュート性のパスを頭でコースを変えて同点。一気に流れを引き込んだ大分は小野正和監督が「体力的にキツい面があったので、交代カードを早めに切った」と語ったように、交代枠を全て使い切る総力戦で反撃する。

 

勝利が決まった瞬間に塩治晴士のもとに駆け寄った

 

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