栃木国体 なぎなた少年女子試合 持てる力を出し切り、県勢最初の優勝 【大分県】

2022/10/04
  • 国体

第77回国民体育大会(栃木国体)

なぎなた 少年女子試合

10月3日 関東ホーチキにしかた体育館

決勝  2-1沖縄

準決勝 3-0兵庫

 

 県勢最初の優勝は、なぎなた少年女子試合だった。伊藤永愛(大分西3年)と坂口雅姫(福徳学院3年)、衛藤真歩(同)で組んだ県選抜チームは、「これまで練習したことを信じてやり切ろう」と冷静に落ち着いて試合を進め、決勝では九州ブロック大会で敗れた沖縄に2-1で勝利。大分国体以来14年ぶり3度目の優勝を飾った。

 

 最終学年である3年生となった今年、全国高校選抜大会と全国高校総体の個人試合で準優勝した伊藤にとっては、日本一になる最後のチャンスだった。「今年は悔しい思いをした。一番悔しい『2位』を何度も経験し、今回こそは高校3年間の集大成として最後まで勝ちたかった。日本一になってうれしかったし、これまでで一番楽しめた試合だった」と笑顔を見せた。

 

 県選抜チームのポイントゲッターとして、1回戦から決勝までの5試合すべてで勝利した。唯一の判定勝利となった準々決勝の試合では、間合いが悪かった。「自分の距離で戦うことに修正した」と準決勝でコテ、決勝では得意の面が決まり、一本勝ちした。

 2年生での全国高校選抜大会、全国高校総体の団体試合と併せて、3度目の日本一。「これまでの日本一は先輩のおかげ。今回はやるべきことを全て出せた。もっともっと強くなれると思った」と今後も競技を続ける。

 

3度目の日本一となった伊藤永愛

 

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