ライフル射撃 少年女子 歩んできた道のり、国体への思いも三者三様

2019/09/03
  • 国体

 茨城国体に向けてチーム大分の得点源を担うライフル射撃。少年女子として出場する由布高校の3選手が調子を上げている。ビームピストルに出場する三ヶ尻心(2年)は、3月の全国高校選抜大会で3位に入賞した実力者。小学校の頃はサッカーや水泳、中学校ではハンドボールで活躍した身体能力が持ち味。天才肌は日本記録保持者として国体を迎える。物おじしない性格で緊張とは無縁。「プレッシャーがいい緊張感になると思う。まだ2年生だし、国体で課題を見つけ、さらに記録を更新できるようになればいい」と試合が待ち通しいといった感じだ。狙うは優勝、それしか考えていない。

 

 ビームライフルに出場する山本琴未(3年)は、3年間こつこつと練習を重ね、実力を積み上げてきた。「1年の時は同学年の中でも点数を取れなかったが、ずっと練習した」。全体練習後も自主練習を続け、花開いた。国体九州ブロックでは試合前から他の選手に気後れしたが、「周りのことを考えず集中することだけを考えた」と無心で撃ち続け、2位通過で本国体出場権を射止めた。今後は競技を続けるかどうか悩んでいるが、高校最後の大会に向けて気合十分。「悔いの残らない試合をしたい。今まで練習してきたから大丈夫」と自分に言い聞かせ、銃を握る。

 

左から三ヶ尻心、山本琴未、田口恵

 

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