全国高校サッカー選手権県予選 柳ケ浦vs大分 決勝プレビュー 【大分県】

2023/11/17
  • 冬の全国大会

全国高校サッカー選手権県予選の決勝が、19日にある。県高校新人大会で優勝した柳ケ浦と連覇を狙う大分が対戦する。両チームの対戦成績は、新チームになってからの公式戦では1勝1敗と五分だ。どちらに勝利の女神が微笑むのか、試合の見どころを探った。

 

 過去2戦を振り返ると、2月の県高校新人大会では柳ケ浦が1-0で勝利し、6月の県高校総体では大分が1-0と僅差の試合を制している。ひと夏を超えて若干のメンバーの入れ替えはあるものの、チームのベース自体は変わっておらず、戦い方もほぼ同じ。したがって、大分がボールを保持してチャンスを狙い、柳ケ浦がしっかりと守備陣形を整え、手数をかけずに相手最終ラインの裏を狙う、そんな展開になることが予想される。

 

 大分の攻撃パターンは、清水和(2年)が起点となって中盤の森崎翔愛(3年)、重田啓佑(同)がショートパスを交換し、両サイドのウイングに展開する。準決勝では右ウイングの中村勇太(3年)の単独突破から決定機をつくる場面が多かったが、そこに中盤の選手がフォローして二次、三次的な攻撃を生み出し、どれだけ攻撃のリズムをつくれるかがポイントとなる。そして柳ケ浦がそれをどう止めるのか。決勝の見どころはそこに集約されると言ってもいい。

 

サイド攻撃からチャンスをつくる大分

 

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