大分トリニータ 20歳弓場将輝、チームの顔となる覚悟 【大分県】

2023/01/20
  • 大分トリニータ

 昨季ブレークを果たした大分トリニータの3年目、弓場将輝が「チームの顔」になるための階段を一気に駆け上がろうと意気込んでいる。監督やフロントからの期待を背負い、ファンやサポーターからの熱い視線を一身に集める20歳。今季は背番号が43から6となり、「全試合フル出場、5得点5アシスト」という目標を掲げてシーズンが始まった。

 

 チームが始動した初日の5日から軽快な動きを見せた。約2カ月のオフはほとんど休むことなく体を動かし、筋肉量も増大した。「シーズンが始まるとどうしても筋肉が落ちてしまう。昨季は試合に多く出させてもらったがパフォーマンスにムラがあったのは、体作りに問題があった」と意欲的に肉体改造に取り組んだ。キャンプ前のトレーニングマッチでは、当たり負けしない体の強さを発揮し、昨季はチームで一番だったインターセプトに加え、ボールを奪い取る守備の強度を見せ、順調なスタートに満足そうな表情を浮かべていた。

 

 将来のチームを背負う顔として、昨季の活躍は周囲の期待を裏切らない器であることの証左となった。大分トリニータU-18の頃から見守る西山哲平GMは「着実にステップアップしている」と認める。当の本人も主軸を担うことへの覚悟を決めているようだ。「1試合1試合集中するだけ」と控えめのコメントが多かった昨季から一転。「チームの顔になる」と堂々と宣言する。

 

今季初のトレーニングマッチでは好パフォーマンスを見せた

 

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