大分トリニータ 予期せぬ事態に問われる「監督力」 下平隆宏監督の手腕に期待

2022/09/03
  • 大分トリニータ

 8月21日からの2週間で選手6人、スタッフ1人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けて、療養を強いられるなど苦境に立つ大分トリニータ。さらにこの間にFW藤本一輝、DF上夷克典がけがで離脱、そして、FW屋敷優成、MF保田堅心がU-19日本代表に選出されたことは喜ぶべきニュースだが、招集されて2週間弱チームを離れることになる。今季は35人の登録選手でスタートしたとはいえ、厳しい状況下にある。

 

 下平隆宏監督は「意図しないことが起きているが、練習できる人数はそろっている」と話すも、ここ1週間は特にポジションバランスを整えるためにやりくりが続いており、それはスタッフも一緒」と少し固い表情。それでも選手同士が声を掛け合って戦術以上のものを出そうとしているし、スタッフも普段とは違う仕事をこなしながら、J1昇格のために一丸となっているという。

 

 今季は開幕戦から新型コロナウイルス感染症の影響で連戦のスケジュールになったり、けが人が出るなどもあった。その時期について下平監督は「いろんな選手を使って、どういう形が一番いいのか試合をしながら模索した」と振り返っている。

 言葉通り指揮官は、選手の能力が最大限に生かされるポジションや組み合わせを考え、対戦相手や戦況に応じてシステムやメンバーを組み替えながら戦ったことで、意図しないことが起きたときの対処法を身につけた。

 

試合に向けて調整する選手たち

 

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