
珠玉の一枚 Vol.41 【大分県】
その他
大分トリニータは7月16日、昭和電工ドーム大分でザスパクサツ群馬と対戦する。MF井上健太選手にインタビューした。(大分合同新聞連動企画・新聞は7月14日付本紙に掲載)
第18節秋田戦で、コーナーキックのこぼれ球を蹴り込んで今季初得点を挙げた井上健太選手。「次は流れの中でゴールやアシストを決めたい」。果敢なドリブルで勝利をつかみ、笑顔を存分に見せてほしい。
―チームの戦術変更で一時期、出場機会がありませんでした。最近の試合での調子はどうでしょうか。
得点への関与が少ないです。「まだまだやれる」という自信はあります。結果にこだわらないとこの先、チームも自分も上に行けないと思うので、貪欲に突き詰めていきたいです。
―クロスボールが課題とよく言われています。
チームの戦い方は自分にフィットしていて、クロスの本数は多くなっています。しかし精度が上がっていなくて、それがアシストゼロという結果になっています。「合わせなきゃ」というプレッシャーがミスにつながっていると思うので、練習を重ねていくしかないです。
―チームの雰囲気も良くなっているようですね。
選手同士で求め合うことができるようになりました。ただ、勝ち試合でも危ないシーンが多々あり、ミーティングで映像を見て再確認しています。一つ一つ細かく共有していくことでチームの一体感が高まり、バランスが調整できていると思います。
―これまでは話し合いが少なかったのですか。
そうではないのですが、これまではアップや試合に向かう気持ちのスイッチがなかなか入らなかったんです。これからは、試合へのモチベーションや気持ちの高ぶりのスイッチを、みんなで入れるようつくり上げなければいけないと思うので、年齢に関係なくやっていこうと考えています。
―井上選手たちの世代が、ぜひ盛り上げてほしいです。
今年24歳になります。世界のサッカー界では中堅の年齢です。攻撃的ポジションなので、逆サイドからのクロスのこぼれ球や裏への抜け出しでそのままゴールに持っていきたいです。
(小野郁)
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