スター候補生インタビュー(5) 相撲 荒木颯太(楊志館3年) 「自分に負けないことがモットー」 【大分県】

2025/01/05
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 高校までの主だった成績はないが、187cmの長身に将来性を見いだされた。宇佐市出身の元大相撲の垣添が親方を務める雷部屋への入門が決まり、人生が一気に変わった。すでに大相撲の世界に足を踏み入れており、1月の初場所でデビューする。

 

Q:雷部屋へ入門した経緯は?

 高校3年生の最後の大会となる県高校総体は、けがで十分な練習ができないまま試合に臨むことになり、結果は惨敗。その後、大分県で開催されたインターハイ(全国高校総体)を観戦し、不完全燃焼の思いが強まりました。(重倉誉宜)監督に『相撲を続けたい』と相談し、雷部屋の練習に参加したことが入門のきっかけとなりました。

 

Q:高校までの実績がほとんどなく大相撲に飛び込んだわけですが、不安はなかったのですか?

 雷部屋の雰囲気の良さに魅力を感じ、ここで相撲を続けたいと思いました。兄弟子たちのレベルの高さに驚き、全然歯が立たなかったからからこそ、ここで頑張りたいと思いました。

 

Q:プロとしてのデビューに向け、今後の課題は?

 今の体重は100kg程度ですが、1年以内に120kg、最終的には140kgを目指しています。(1月の初場所に予定されているデビュー戦に向け)最後の調整を行っています。緊張しますが、この1カ月でできるだけ体重を増やし、しっかり準備を整えたいです。家族や監督も活躍を期待してくれているので、それに応えたいと思います。

 

Q:中学までサッカーをしていたようですが、相撲との出会いは?

 小学5年からサッカー部に所属し、フォワードとしてプレーしました。中学3年のとき、友だちに「試合に出てみないか」と誘われたのが相撲を始めるきっかけでした。ちょっと面白そうだと思って参加してみました。最初は軽い気持ちでしたが、案外楽しくてそのまま続けました。当時の身長は160cm程度でしたが、中学卒業までに180cm、高校で187cmまで伸びました。

 

ポテンシャルの高さを見込まれ、大相撲の世界に挑戦する

 

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