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U-17日本女子代表候補 柳ケ浦高・加藤明星が合宿に参加

U-17日本女子代表候補 柳ケ浦高・加藤明星が合宿に参加

 柳ケ浦高校女子サッカー部の加藤明星(2年)が、U-17(17歳以下)の日本女子代表候補に選出され、24日から始まる国内トレーニングキャンプに参加する。加藤は「正直、選ばれると思っていなかったのでうれしい。FWの選手なので得点に絡むプレーをアピールしたい」と、初めての日本代表に戸惑いを感じながらも代表定着に向けて意欲を示した。

 

 今夏の全国高校総体で優勝候補の藤枝順心(静岡)と1回戦で対戦。得意のドリブルで攻撃の起点となり、貴重な先制点をたたき込み勝利の立役者となった。2回戦の鳴門渦潮(徳島)戦でもキレのある動きで相手を翻弄し、アシストを記録。圧巻のパフォーマンスで大会の優秀選手に選ばれたことが一因となり、今回の選出に至った。

 

 入学当初からエースナンバー10番を背負うストライカーの武器は、技術の高さを生かしたドリブル突破だけでない。前線でボールをキープでき、キックのバリエーションでも違いを見せつけ、得点とアシスト両方で才能を発揮する。

 

U-17代表候補の加藤明星

 

 トレーニングキャンプは、同年代のトッププレーヤーと対峙することで「通用する部分としない部分を確認したい」と現在地を知る機会となりそうだ。加藤は「選ばれたことに満足せず、もっともっと上を目指したい」と話す。今回のキャンプで実力を示すことができれば、飛び級でU-19日本女子代表の海外遠征などに参加できる可能性は広がる。

 

 「大分でサッカーをしている女の子に、全国や世界で戦えることを証明したい」との思いは高校に入った頃から変わらない。そして代表での活動をチームに還元し、11月に鹿児島である、全日本選手権の予選を兼ねた九州高校女子サッカー選手権大会に弾みをつけたいとの思いもある。九州はレベルが高く、昨年は出場権を逃したが、「これが最後の大会となる3年生のためにも選手権は絶対に出る。チームを助ける点を取りたい」と意気込んだ。

 

大分から全国や世界で戦えることを証明したいと語った

 

(柚野真也)

 

大会結果