県高校新人大会 サッカー女子 柳ケ浦が苦しみの末に7連覇達成 【大分県】

2025/02/04
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 試合の均衡を破ったのは後半7分。CKからのこぼれ球を1年生の栄森結菜が押し込み、待望の先制点を挙げた。その後も試合の主導権を握り続けたが、追加点は遠かった。シュート19本を放ちながらも得点は1にとどまり、林監督は「得点力不足が顕著だった。試合前のアップから嫌な予感はしていたが、それがそのまま現実になってしまった」と悔しさをにじませた。

 

 新チーム結成から1カ月足らず。選手間の連係にはまだ課題が残る。林監督は「チーム全体としてまだ物足りない部分が多い。個々の選手はそれぞれ武器を持っているが、それを発揮できる場面が少なかった。公式戦の緊張もあってか、チャレンジした後に失敗すると消極的になる傾向があり、結果に影響した」と試合を総括する。

 

 しかし、前線からのハイプレスやサイド攻撃には光明が差した。林監督は「今年のチームはプレッシャーをかける守備が武器になる。サイドと中央の崩しも良い場面があった。まだ1年生主体の若いチームなので、時間は必要だが可能性を感じる」と手応えを語った。ベンチ入りメンバー20人中15人が1年生という新チーム。成長の余地が多いだけに、今後の進化が楽しみだ。

 九州新人大会まで残り2週間弱。田淵は「個人としてもチームとしても技術の向上が必要。一戦必勝で挑みたい」と強い決意を示した。

 

決勝点を決めた栄森結菜

 

 

(柚野真也)

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