県高校新人大会 競泳男子 渡辺玄大(雄城台2年)が4種目で優勝 【大分県】
2023/09/05
- 新人大会
もちろん、総合優勝を狙うためには個人の成長は欠かせない。キック(バタ足)の強さに定評のある渡辺は、膝を伸ばす動作と足首を返す動作を意識し、滑らかで鞭のようにしなるキックを意識するようになってタイムが伸びた。堤聖一監督は「泳ぎ込むことで安定して力を出せるようになったが、全国規模の大会でファイナリストになるためにはスピードと持久力をもう一段階アップする必要がある」と話す。渡辺自身もそれは理解しており、「200メートル自由形が得意だが、100メートルと400メートルで記録を伸ばすことで200メートルにも好影響がある」と意欲的に練習に取り組む。
3年生が引退し、2年生は5人(男子3人)、1年生は8人(男子5人)。「負けず嫌いの人が多く、練習から一所懸命。秋の大会が終われば、冬場の泳ぎ込みが始まる。ここでガッツリ追い込んで、来年の春からの大会で結果を残せるように練習したい」(渡辺)。当面の目標は九州新人、国体での自己ベスト更新となるが、全ては来年の夏の全国大会に向けてのステップとなる。
来夏の全国大会に向けて「今できることを全力で取り組む」と語った
(柚野真也)