県高校新人大会 バスケ女子 初優勝の大分、守備力強化は今後も続く
2021/02/13
- 新人大会
今大会ではメンバーチェンジを多用し、体力を温存しながら個々が実力を発揮。選手が交替してもレベルは変わらないというチーム力の高さを見せた。中でも、ガードとしてゲームをつくった梶西未知、シュート力で得点に貢献した板倉菜緒、スピードで相手を惑わせた岐津桜華など、1年生たちの活躍が目立った。
「(優勝は)一つの経験として良かったが、このまま勝ち続けることはありえない」(楠本監督)。今回の結果に満足しているようでは、県高校総体やウインターカップ県予選は勝てないと厳しく見ている。特に明豊戦では、「81点も取られたのは問題。3ポイントシューターを要するチームとの対戦になればもっと得点されてしまう。何が何でも止めてやろうという気持ちがまだ弱い」とディフェンス力の強化が課題と指摘。そのためには、まず選手同士のライバル意識を高めることで、気持ちの強さやディフェンス強度をレベルアップさせて、“守りの強い大分”に仕上げていく構えだ。「走って、守って、超特急の試合ができるチームにしたい」と楠本監督。4月からは経験値の高い新1年生も加わる。今後がますます楽しみなチームとして注目していきたい。
県高校新人大会で初優勝した大分
(黒木ゆか)