県高校新人大会 サッカー女子 柳ケ浦が優勝、九州王者に向けてのスタート
2021/02/11
- 新人大会
チームの特徴である攻撃ではパスをつないで前に運びたかったが、竹田南の極端なハイラインに戸惑い、本意でないボールを蹴らされた。キャプテンの川添ゆず(2年)は「相手の背後を狙いたかったが攻撃が単調になった。自分たちらしい、がむしゃらさも足りなかった」と悔やんだ。1試合、1プレーごとに浮かぶ課題を抽出し改善することの繰り返しに重きを置く川添も対処できないほど、選手の動きは重く、後半はペースダウンしてしまった。
それでも全日本高校女子サッカー選手権のメンバーから総入れ替えとなった最終ラインが相手のシュートを1本に、そして無失点に抑えたことは収穫だ。林監督は「安定感がなく、守備からしっかりできないと戦えない」と終始厳しい言葉を紡ぐのは新チームへの期待の表れでもある。
2月には連覇の懸かる九州高校新人大会がある。「この試合で出た多くの課題を、どれだけ修正できるか。自分たちの目指すスタイルにどれだけ近づけるか」。九州王者への揺るがぬ幹はできている。
九州大会では連覇を目指す柳ケ浦
(柚野真也)