ソフトテニス女子 明豊 伝統にとらわれすぎず、毎日コツコツと

2021/01/18
  • 新人大会

全国高校選抜大会出場のための3カ条 

 

・強豪校というプライドを捨てる

・面倒なこともしつこく続ける

・ボールへの執着心

 

 県高校新人ソフトテニス競技大会の女子団体戦で優勝し、九州選抜大会出場を決めた明豊は、5年連続の全国高校選抜大会出場を目指している。県高校新人大会の勝因について、「2年生がよく踏ん張ってくれた」と振り返る吉良洋介監督。

 

 今年度は思ったような練習ができなかったこともあり、まだまだ課題が多い。歴代のチームと比較すれば個々の技術力も高いとは言えないが、負けん気と粘り強さが新チームの武器だ。「やるべきことを理解してプレーで表現できるようになってきた」(吉良監督)と、少しずつではあるが着実に成長している。

 

 「技術がないからこそ、プライドを捨てて戦うことが大切」と吉良監督。過去の成績から強豪校として注目されてしまうことは否めないが、背伸びをせず、泥くさい試合をしてでも全国を狙いたいという。そのために大切なことの一つが「面倒なこともしつこくやること」。日頃の練習だけでなく、私生活でも目標を持って毎日続けることの大切さを吉良監督は選手たちに伝えている。「簡単なことでも毎日続けることは難しい。小さな積み重ねが結果につながると信じて続けてほしい」

 

 最後の一球まで気持ちを切らさない「執着心」も勝つための課題として、彼女たちの長所である“負けん気の強さ”を最大限に伸ばしながら、「虎視眈々(こしたんたん)とチャンスを待ち、ここぞの1本を決められるようになれば」と期待する。先輩たちから受け取ったタスキを切らすわけにはいかないという思いは強いが、九州選抜大会は順位にとらわれすぎず、先につながる大会にすることを目標に挑む。

 

負けん気の強さを前面に出して九州大会に臨む

 

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