県高校新人大会 バスケットボール女子 逆転負けで準優勝の大分、言い訳できない勝負の年を迎える

2020/02/12
  • 新人大会

 決勝戦は、技術や経験値に両チームの差はなく、流れをつかんだ大分が勝利してもおかしくない試合だった。しかし、ルーズボールへの執念やミスからの修正力など、試合にかける思いを一つ一つプレーにぶつけた中津北が一枚上手だった。中津北のエース・木下菜月(2年)対策も十分に練っていたのだが、特に終盤は「わかっているのにやられる状況が続いて、焦りが表情やプレーに出てしまった」と楠本監督。改めてメンタルの強化を課題に挙げた。

 

 全国大会出場をかなえるためには、必ずぶつかる伝統校の壁。新3年生にとっては全ての大会が高校生活最後の大会になる今年。「新しいチームだからという言い訳はもう通用しない。普段の練習から全国を意識して、強い気持ちで挑む必要がある」(楠本監督)。中学から一緒に切磋琢磨してきた彼女たちのチームワークは県内最強。これまでにない悔しさを経験したことでさらに強くなった。悲願の優勝に向けて再出発を期す。

 

勝利への執念が問われる1年となる

 

 

(黒木ゆか)

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