投手戦を制した藤蔭が28年ぶりの優勝

2018/07/26
  • 高校野球

柳ケ浦 1点が遠く、力尽きる

 

 柳ケ浦の定岡智秋監督は悔しさをにじませて語った。「チャンスはウチの方が多かったが、打線がつながらず、あと一本が出なかった。中園、上間の両投手は頑張って投げたが1点が遠かった」

 準決勝までの4試合を交互に先発してきた二枚看板は、決勝でも実力を発揮。中園が4回を2安打に、後を継いだ上間も4回3安打に抑えた。上間が唯一の失投だったと振り返ったのは、6回、一死2、3塁の場面。「厳しいところに投げよう」としたスライダーが高めに浮き、大きな犠飛を打たれ失点した。

 

 「決して負けていた試合ではなかった」とキャプテンの高木飛我(3年)。この試合で2安打を放った4番は、今大会で急成長を遂げた5番・岩崎、6番・宇土雄真の2年生コンビにつなげた。しかし、これまで伸び伸びとプレッシャーを感じることなくバットを振っていた2年生に、甲子園出場へあと一歩という舞台で力みが生じたのは否めない。両者とも無安打に終わり、「足りなかった部分をしっかり考え、新チームに生かしたい」(岩崎)と再起を誓い、球場を後にした。

 

Wエースが力投したが1点が遠かった

 

準決勝の記事はこちらから→https://os-oita.com/special/koushien/578.html?p=1

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(柚野真也)

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