夏の甲子園予選特集 打ち勝つ野球で頂点目指す藤蔭

2018/07/01
  • 高校野球

戦力分析

 

攻撃力:B

守備力:C

機動力:B

投手力:C

選手層:A

(A〜Eの5段階評価)

 

 部員82名の大所帯は2チームが編成できるほど選手層は厚い。今年は「打ち勝つチーム」と原監督が話すように、打線は強力で出塁すれば「全員が足を使うことができ、イケイケ」と先頭打者の御手洗を筆頭に足を絡めて相手に重圧をかける。意外性の男・橋本はチャンスに強く、「アイツが乗ってくれば面白い」と原監督も期待する。

 投手は4人を擁し、柱となるのが野手から投手に転向して1年目の市川晃大(3年)。右投げのスリークォーターはストライク先行の投球術で相手打線を翻弄(ほんろう)する。5月の県選手権の準決勝で完封し、自信を深めている。スピードがあり、制球力のある右上手投の吉村紘輝(3年)なども好調を維持している。

 守備は少々難があるが、「ミスが出るのは仕方ない。負の連鎖がないように互いにカバーして埋めるしかない」(原監督)と割り切り、大量失点しないことに重きを置く。弱点を補う打線が勢いづけば、一気に頂点を目指せる力はある。

 

【過去1年間の主要大会の実績】

第99回全国選手権大分大会 3回戦敗退

第132回県選手権 ベスト16

第141回九州予選 ベスト8

第142回九州予選 ベスト8

第133回県選手権 準優勝

 

(柚野真也)

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