県高校野球選手権 投手陣でつかんだ優勝 柳ケ浦、接戦制し夏へ弾み 【大分県】
2025/05/28
- 高校野球
第147回大分県高校野球選手権大会
5月26日 別大興産スタジアム
決勝
大分商業 100 000 000|1
柳ケ浦 000 200 00×|2
夏の甲子園を目指す県大会の前哨戦、高校野球県選手権の決勝。センバツ出場校の柳ケ浦と伝統校・大分商業が激突したこの一戦は、夏を占うにふさわしい白熱の接戦となった。
試合は一回、一死満塁のチャンスをつくった大分商業が押し出し四球で先制。勢いに乗りたい大商だったが、その後の追加点を奪えなかったのが響いた。
追う柳ケ浦は4回、無死一、二塁からキャプテンの田原光太郎(3年)が冷静な判断でサインプレーを変更。前進守備の一瞬の隙を突くバスターで右越え適時打を放ち、同点に追いついた。さらに、相手バッテリーのミスで三塁走者が生還し、逆転に成功した。
ここからは投手戦となる。柳ケ浦は3年生3人による継投で、大分商業打線をわずか5安打に封じ込めた。バックの守備も堅く、終盤のピンチにも落ち着いて対応。投手中心の守り勝つ野球を体現し、2ー1で逃げ切った。15季ぶり20回目の優勝に、選手たちは笑顔を見せたが、表情に慢心はなかった。
3人による継投で投手戦に勝利