九州地区高校野球大会 柳ケ浦 春のセンバツに大きく前進する4強入り 【大分県】

2024/10/29
  • 高校野球

 相手を完封した3投手の継投も見事だった。先発の宮城介(1年)は大舞台でも全く動じることなく丁寧にコースを投げ分け、6回を被安打2で抑えた。継投のタイミングが難しい場面だったが、鈴木監督は「球速が落ちていた。思い切って交代した」と、7回から宮原太駕(2年)、8回から杉本をマウンドに送る勝利の方程式で、相手に流れを渡さなかった。

 

 投打で活躍した杉本は「長打はないが、一点ずつしっかり取って、ピッチャーは最小失点でつなぐ自分たちの野球ができた」と胸を張る。先発の役割を果たした宮城は「初戦で死球が多かったので、打ち取ることだけを考えて投げた。次も投げられるように準備するだけ」と慢心はない。約20年間遠ざかる甲子園出場を大きく手繰り寄せたが、監督も選手も目の前の試合に集中している。投打がかみ合っており、チームは上昇気流に乗っている。

 

好投した宮城介

 

 

(柚野真也)

 

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