3年生、夏物語2023 野球 母の一言が原動力となった 後藤駿太(大分舞鶴3年) 【大分県】

2023/08/04
  • 高校野球

第105回全国高校野球選手権大分大会

7月24日 別大興産スタジアム

準決勝 

大分舞鶴 000 001 000|1

明 豊  000 000 02×|2

 

「あなたが頑張るなら私も頑張るだけ」

母にとっては何気ない一言だったけど

僕にとっては3年間の心の支えになりました

 

 全国高校野球選手権大分大会の三行詩作品で応募された808作品の中から最優秀賞に選ばれた大分舞鶴の後藤駿太の作品だ。1年生の秋の大会で負けた翌日の朝食時に母・麻美さんの一言が鮮明に頭の中に残った。その日から朝の自主練習を取り入れ、練習後も時間が許す限り居残り練習に励んだ。見守ってきた麻美さんは「頑張り屋で弱音を吐くことはなかった」と話す。

 

 2年時には21世紀枠で春のセンバツ甲子園に出場した。「甲子園は夢の話だと思っていたが、プレーする姿を見て感動した」(麻美さん)。我が子が輝く姿を見て、さらにサポートすることを決意したという。食事管理に睡眠、調べたこと、教えてもらったことを何でも取り入れた。

 最上級生になった後藤はキャプテンとして自分の色を出せずに悩んだ時期もあった。「歴代のキャプテンはムードメーカーやプレーで引っ張っていく方だったが、自分は普通。面白くもなければ真面目でもない。どうすればいいのか悩んだが、好きな野球を楽しむことを一番に考えた」と、自然体で練習に取り組み、自分ができることをコツコツと積み重ねた。

 

三行詩作品で最優秀賞に選ばれた

 

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