高校野球 グッドルーザーの夏 エースで4番、諦めない姿勢を示した清水遥翔(中津南3年)

2022/07/24
  • 高校野球

全国高校野球選手権大分大会

3回戦 7月16日 別大興産スタジアム

大分商業 404 000 01|9

中津南  000 200 00|2(8回コールド)

 

 「どんなに点を取られても投げ抜くと決めていた」。最後となった八回までマウンドに立った中津南のエース清水遥翔(3年)は、第2シードの大分商業を相手に一回と三回にそれぞれ4失点したが、気持ちが切れることはなかった。「四回以降は開き直り、力を抜いてキレで勝負した。強豪相手にいい試合ができたけど、打たれたので60点の出来」と汗を拭った。

 

 高校に入学した最初の夏に、左膝脛骨骨折で10カ月間野球から遠ざかることもあったが、仲間が「明るく迎え入れてくれた」ことでリハビリに励むことができた。2年の夏は復帰直後でコンディションが上がらず不完全燃焼。万全の状態で臨んだ高校最後の夏は、初戦の安心院戦、2回戦の大分東戦でマウンドに立ち無失点に抑え、打っては4番打者として勝負強さを発揮。3回戦進出の原動力となった。「チームの中心なので、投手としては試合のテンポを作り、打者としてはチャンスで打てた。自分がやってきたことが発揮できた」と振り返った。

 

3試合に登板した清水遥翔

 

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