春夏通じて初めての甲子園出場  21世紀枠で大分舞鶴が選出

2022/01/29
  • 高校野球

 河室監督は「選手のおかげで甲子園までたどりつけた。知らせを聞いたとき安堵感とともに、これまで頑張ってきた卒業生の姿が頭によぎった」と涙した。その上で選手たちには「このチームは最後まで諦めない粘りのチーム。九州大会で一度も勝てなかったからこそ、甲子園で一勝したい」と選手たちに期待を寄せた。

 

 校内放送で甲子園出場を知ったキャプテンの甲斐京司朗(2年)は「放送を聞いたとき叫びそうになった。文武両道で頑張ってきたことが評価されたのだと思う。甲子園では舞鶴魂を持って、元気はつらつなプレーをしたい」と目標を掲げた。

 1年生の秋からマウンドに立ち、選抜出場をたぐり寄せる原動力となったエースの奥本翼(2年)は「幼い頃からの夢だった甲子園に出場できることは素直にうれしい。強豪ぞろいだがコントロールとキレで勝負したい」と話す。秋から下半身の筋力アップに取り組み、体重は5キロアップ、球速も球種も増えた。チームに勝利を呼び込む覚悟だ。

 

初の甲子園出場を決めた大分舞鶴

 

 

(柚野真也)

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