明豊が投打で圧倒 その実力に偽りなし 夏の甲子園予選2019

2019/07/17
  • 高校野球

 センバツ大会以降、打線が湿り気味だったが、「1球目から自分のスイングをすることを心掛けた」と表悠斗主将(3年)。“一打集中”で強力打線が目覚めた。それぞれが自分のベストスイングで結果を出し、「やったろやないか!」という雰囲気がベンチに広がったという。表は「今大会はピッチャー主体と言われるが、勢いの乗った明豊は怖いことを証明できた」と胸を張った。

 

 投げては寺迫涼生(3年)が初回から飛ばした。「自分の他にいいピッチャーがそろっている。試合をつくり、つなげばいい」と初戦の緊張を跳ね飛ばした。5回から継投した吉開大輝(2年)も好投。「いつでも投げられるように準備はしていた。ウチは全国で通用するピッチャーがいるので、自分はその選手たちにつなぐことを考えた」と話したが、救援を仰ぐことなく試合を終わらせた。

 

 エースの若杉晟汰(2年)、大畑蓮(3年)を温存しての初戦突破。打線も上向き、隙あらば進塁する走塁も見事だった。明豊に死角なし、そんな印象付けた試合だった。

 

 大事な初戦を託された寺迫涼生

 

(柚野真也)

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