全九州高校大会 自転車で生野優翔(日出総合)が県新記録V

2019/06/22
  • 高校総体

 地元開催となった全九州高校大会の自転車競技で県代表の日出総合、別府翔青の選手が活躍した。男子団体では別府翔青が4000㍍追い抜きで優勝し、日出総合がチームスプリントで準優勝、女子団体で別府翔青がチームスプリントで3位。個人男子では生野優翔(日出総合3年)が3000㍍追い抜きで県新記録で優勝し、永井豪(別府翔青3年)がポイントレースで準優勝、佐藤礼二郎(日出総合3年)がケイリンで3位となった。個人女子は阿南里奈(別府翔青3年)がロードレースで準優勝、スクラッチで3位となり、羽田野愛花(別府翔青3年)がケイリンで3位となった。

 

 昨年末からジュニア世代の日本代表に選出される生野は、今年1月の第26回アジア・ジュニア選手権に出場し、団体追い抜きで優勝に貢献した。元々は長距離を得意とする選手だが、今大会は日本代表合宿でも集中的に強化している中距離種目となる3000㍍個人追い抜き、4000㍍速度競走に出場した。

 

 3000㍍では実力通りの力を発揮し3分34秒345の県新記録で優勝した。4000㍍では序盤の出遅れを取り返そうと一時はトップに立つが、“日本代表”の肩書を持つ生野にライバルたちのマークが厳しく、集団になってからは飛び出すことができずに4位に終わった。レース後、生野は「悔しい!」と感情をあらわにしたが、「強くなるとマークされるのは当たり前。その中で勝てるのは本当の強さ」と話し、今月20日から始まった日本代表合宿で“本物の強さ”を追求する覚悟だ。

 

3000㍍個人追い抜きで優勝した生野優翔(先頭)

 

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