県高校総体 サッカー男子 苦しい時間帯を耐え抜き、大分鶴崎が3年ぶりの頂点へ 【大分県】

2025/06/06
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大分県高校総体 サッカー

6月2日 クラサスサッカー・ラグビー場

男子決勝

大分鶴崎3(0-0、3-0)0大分

 

 昨年度の全国高校サッカー選手権県予選、2月の県高校新人大会に続き、3大会連続で同一カードとなった決勝戦。今回も大分鶴崎が大分を3-0で下し、3年ぶり9回目の優勝を飾った。首藤謙二監督は「前半は準決勝(鶴崎工業戦)と同様に受けに回ったが、その悪い流れをしっかり耐えたことで、徐々に主導権を握ることができた」と試合を振り返った。

 

 5月31日の準々決勝から続いた3連戦。準決勝で延長戦を戦い抜いた疲労の影響もあり、試合の入りは重く、リベンジに燃える大分に主導権を握られる展開となった。大分の鋭いプレッシャーの前で思うようにボールを運ぶことができず、守勢に回った。だが、何度も訪れたセットプレーのピンチには、DF吉元俊輔(3年)を中心とした守備陣が体を張ってゴールを死守した。

 

 苦しい時間帯を耐え抜いたことが、勝負の分かれ目となった。首藤監督はハーフタイムに「相手へのプレッシャーを強めるように」と指示。相手陣内でボールを奪える場面が増え、持ち味のパスワークが機能し始めた。試合が動いたのは後半5分。右サイドからのサイドチェンジにより、FW木許央雅(同)が相手DFとの一対一の状況を迎えると、中へ切り込み右足でゴールネットを揺らした。木許は「得意の形だった。悪い流れを断ち切れてよかった」と喜びを語った。

 

先制点を決めた木許央雅

 

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