県高校総体 柔道女子団体 高校3冠に向けて柳ケ浦が好発進 【大分県】

2023/06/05
  • 高校総体

 大分西との決勝戦では、香月優奈子(2年)が優勢勝ちで中堅の高木につなぎ、キレのある小外刈で勢いをつけ、大将の細野いづみ(3年)が得意の内股で決着をつけた。細野は「高校3冠に向けて足元をすくわれないように集中できた。自分たちの学年は個性が強く、協調性がないといわれているが、試合になると勝ちたい思いが強くなり、一つになれる。今大会も勝つことでまとまった」と喜んだ。

 

 日本一になってから祝勝会など行事が続き、多くの人に祝福された。「ランニング中などに地域の方に声を掛けてもらえるようになった」(細野)。うれしさはあったが、「負けられないプレッシャーが大きくなった」(高木)のは確かだ。山尾明監督は「大きな環境の変化はあったが一生懸命に練習に取り組んだ。全員が浮かれることなく地道な基本練習を反復した」と地に足をつけ、日々の練習を重ねるように呼び掛けた。県内で強さをしっかり示し、全国大会に向かう。「夏に勝って本物」を合言葉に、これから続く二つの大きな大会で日本一を目指す。

 

県高校総体で盤石の強さを見せた

 

 

(柚野真也) 

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