夏の主役たち⑭ 弓道女子 自分の型を貫き、チームワークで勝利を目指す日田 【大分県】
2024/07/15
- 高校総体
昨年に続き、全国高校総体(インターハイ)の弓道団体女子に出場する日田。昨年12月にあった全国高校弓道選抜大会では、決勝トーナメントに進出するも2回戦で敗退。もう一度、全国の舞台で「勝つ」ために何が必要かを考え、練習に取り組んできた。たどり着いた答えは「自分の型を作る」だった。迷いなく弓を射るための型、調子が悪い時こそ立ち返る型を追求した。
全国選抜に出場した池永真唯、中野由唯、吉海詩七の3年生は、大舞台を経験してから安定感を増している。地元開催となった全九州高校体育大会では、定期テストで練習時間を確保できず、本調子から遠かったが、「自分ができる限りのことはやった」と池永。総射数の全てが的中する皆中はなかったが、半数以上が的中した。弓手の押し方を変化させた中野は「インターハイまでに自分の型として完成させたい」と手応えを口にした。最後まで調子が上がらなかった吉海は、「やりたいことができず、修正がうまくいかなかった」と悔しがったが、全国高校総体に向けて課題が出たことを収穫とした。
全九州高校体育大会は決勝トーナメント1回戦負けとなった