県高校総体前特集 バスケットボール男子(4) メンバーがそろい勢いに乗る藤蔭 【大分県】
2023/05/06
- 高校総体
試合を想定した練習ができるようになり、攻守両方で連係面の整理が必要となる。部内競争が激しくなるが、エースで得点源の長野を中心に、ゴール下で体を張り外角からのシュートも打てる今村真心也(3年)がチームの核となることに変わりはない。ただこれまでは、全力プレーを掲げてきたものの、メンバー不足から体力をセーブし、ファウルを恐れてプレーしていた部分は少なからずあった。しかしメンバーがそろったことでリミッターを外せる。これまで以上にアグレッシブなプレーが増えるはずだ。
南九県予選では、準々決勝で大分舞鶴に3点差で勝利し、4強入りした。1試合30点以上のアベレージを残した長野は「ベンチメンバーがいるので、最初から最後まで思い切りプレーできた」と胸を張る。勢いそのままに県高校総体ではダークホースとして番狂わせを狙う。今村は「同じ高校生が相手。何が起きるか分からない。これまでの練習の成果を出せば勝てる」と意気込みを語った。
メンバーがそろい体制は整った
(柚野真也)