県高校総体 サッカー女子 村上2発でV導く 柳ケ浦18連覇 【大分県】
2025/06/09
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大分県高校総体 サッカー
6月2日 クラサスサッカー・ラグビー場
女子決勝
柳ケ浦3(2-1、1-0)1稲葉学園
全国大会を見据え、絶対に負けられないプレッシャーの中で迎えた決勝戦。柳ケ浦は稲葉学園との一戦を3-1で制し、18年連続18回目の優勝を飾った。県高校新人大会では1-0の接戦で勝った相手との再戦。林和志監督は試合前、「稲葉学園は戦える選手が多く、粘り強い守備が持ち味」と警戒しつつ、「高い位置からのプレッシャーで相手にチャンスを与えず、中央を固めてくる相手にはサイド攻撃で活路を見出したい」と語っていた。
先発メンバーに3年生がわずか2人という若い布陣。全国大会を経験するキャプテンのMF田淵聖那(3年)とFW松田吏真(同)が精神的支柱としてチームを支えるが、この日の主役となったのは、2年生のFW村上凜果だった。
試合は序盤から動いた。前半5分、松田がCKからヘディングで先制点を決めた。しかしその直後、左サイドからのクロスボールがそのままゴールに吸い込まれ、同点に追いつかれる。嫌な流れの中で迎えた同9分、ゴール前の混戦からこぼれたボールに、村上がいち早く反応。エリア外から思い切りよく右足を振り抜いたシュートは、美しい弧を描いてゴールネットを揺らした。村上は「試合前からロングシュートの意識はあった。チームを勝たせたいという気持ちがゴールにつながった」と誇った。
ピッチで躍動した村上凜果