県高校総体 バスケットボール女子 ようやく手にしたタイトル、明豊が12年ぶりのV

2021/06/11
  • 高校総体

 今大会は明豊にとって危機的状況で挑んだ大会だった。チームの支柱となるキャプテンの金丸瑞稀(同)が大会直前に負傷。前日の藤蔭戦には満身創痍(そうい)で出場して勝利に貢献したが、最終日はコートに立てる状態ではなかった。得点源の1人を失ったことで、「モチベーションを上げるのがかなり大変だった」と杉山監督。しかし、気持ちを切り替え、「キャプテンをインターハイに連れて行こう」という思いで結束し、勝ちにこだわったことが勝利につながった。

 

 ゲームキャプテンとしてコートに立った坂田は、「監督やキャプテンを全国に連れて行きたいという一心だった。“キャプテンの分まで”と全員が同じ気持ちで戦えたから優勝できたと思う」とほっとした様子で振り返り、「全国でどのくらい通用するか楽しみ」と待望の全国高校総体へ挑む。

 

12年ぶりの優勝となった明豊

 

 

(黒木ゆか)

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