県高校総体 バレーボール女子 盤石の東龍が21連覇

2021/06/04
  • 高校総体

 試合後、竹内誠二監督は「仕上がりはいい。新人戦、九総予選より連係が良くなった。3年生が落ち着いていて、チーム全体を引っ張ってくれている」と手応えを口にしたが、同時に「失点につながるミスをしないなど、ワンランクアップする必要がある。今年は(3月に卒業した)室岡(莉乃・日立リヴァーレ)のような絶対的な存在がいないので、全員がエース、全員がリベロにならなければ全国で勝つことはできない」と課題を挙げ、先を見据えた。

 昨年は新型コロナウイルスの影響で全国高校総体が中止となり、春の高校バレーも3位に終わった東龍。不完全燃焼のまま1年を過ごした選手たち。とりわけ3年生の日本一に懸ける思いは強い。佐村は「全国へ行くために落とせない試合だった。昨年はインターハイがなくて悔しい思いをしたが、今年は3冠を狙う。全員バレーで日本一になる」と決意を口にした。

 

 一方、大分商業の森栄一郎監督は「東龍対策の新ローテーションで臨んだが、一番大切な試合の入りで、サーブミスが2本出て調子が狂った。最後まで立て直せなかった」と悔しさをにじませた。今後は森監督が東龍に通用すると断言するエース嵯峨暖菜(3年)を中心に、2年生、1年生のレベルアップを図り、チーム力の底上げを目指す。

 

今年も日本一を目指す東龍

 

 

(甲斐理恵)

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