県高校総体前特集 バスケットボール男子③ 県内最多優勝を誇る大分舞鶴の逆襲

2021/05/16
  • 高校総体

 池田監督は、柳ケ浦や別府溝部学園の高さ、大分上野丘の運動量とスピードなど、それぞれの武器に打ち勝つ対応力の一つとして、これまでは自主性に任せるところが大きかった戦い方を、ある程度型にはめる戦い方へシフトしている。これによりセットプレーが局面で機能的に働くようになれば、自分たちの流れに持って行ける。「体力や精神力もさらに強化を重ねながら、互いに意見を言い合い、高め合う気持ちを持つことで、チームワークが力になることは間違いない」と話す。

 

 中心となるのはキャプテンの加藤智也(3年)。広い視野でチームメートを生かすゲームメーカーであり、最近は3点シュートの確率も上がってきている。センターの宮本英駆(同)とのイン・アウトの連携を軸に、シュート成功率の高さで得点力のある清末純平、高いスキルを持つ木内奏汰ら2年生の活躍が期待できる。

 全国高校総体への出場は43回。「選手たちは先輩たちに顔向けできるようにと強い思いを持っている。目標は当然、44回目の出場」と池田監督の言葉も力強い。

 

司令塔となる加藤智也

 

 

(黒木ゆか)

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