新チームの現在地⑥ サッカー男子 大分上野丘 変化を起爆剤に爆発力を生み出す【大分県】

2024/04/20
  • 高校総体

 1年生が加わり、どの高校もチームの再構築に取り組む。今企画では5月中旬から始まるサッカーの県高校総体に向けて、高円宮杯JFA U-18 OFAリーグ(1部)に参戦するチームを中心に現状と強化ポイントをチェックし、キャプテンに意気込みを聞いた。第6回は監督が代わり、新たな色が加わる大分上野丘を紹介する。

 

【昨年度の主な成績】

高円宮杯JFA U-18 OFAリーグ(2部) 優勝

県高校新人大会 ベスト8

全国高校選手権県予選 ベスト8

県高校総体 ベスト8

 

 OFAリーグの2部で優勝し、今年度から1部に昇格した。同じタイミングで人事異動により監督が交代。軸丸耕平監督が指揮して間もないが、前任監督のスタイルを踏襲しながら、徐々にシステムや戦術の変更も視野に入れる。軸丸監督は「これまでの流れをくんで、メンバーを把握しながら、課題を修正していきたい」と話す。初陣となったOFAリーグ(1部)の大分鶴崎戦では1-2で敗れたが、収穫はあったという。「守備は体を張れていた。ボールの失い方が悪いので、そこを修正すれば自分たちからアクションを起こせるチームになる」

 

 監督が代われば選手選考も最初から。これまで出場機会の少なかった選手は目の色が変わり、先発だった選手は危機感が芽生える。キャプテンの松崎匠音は「特に3年生は県高校総体で引退する人もいるので、完全燃焼したいとの思いが強い。それぞれが自分の特徴をアピールできている」とチームの変化を感じている。軸丸監督は2016年の中津東に赴任した初年度に全国高校総体に出場した実績を持つ。「選手の力があってこそだが、(赴任して)1年目はチームとして爆発力を生みやすい」とうなずいた。

 

監督が代わり再スタートを切った

 

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