新チームの現在地⑦ サッカー男子 大分南 迷いが消え、勝利を目指す 【大分県】

2024/04/22
  • 高校総体

 1年生が加わり、どの高校もチームの再構築に取り組む。今企画では5月中旬から始まるサッカーの県高校総体に向けて、高円宮杯JFA U-18 OFAリーグ(1部)に参戦するチームを中心に現状と強化ポイントをチェックし、キャプテンに意気込みを聞いた。第7回は選手の特徴を生かした戦術で勝利を目指す大分南だ。

 

【昨年度の主な成績】

高円宮杯JFA U-18 OFAリーグ(1部) 7位

県高校新人大会 3回戦敗退

全国高校選手権県予選 3回戦敗退

県高校総体 ベスト8

 

 OFAリーグ(1部)に定着するも、トーナメント戦では思うような結果を出せずにいる。新チームになった県高校新人大会でも3回戦で敗退し、県高校総体ではシード権確保が難しい状況だ。そこで友成義朗監督が「普通にやっていたら勝てない。ピッチでやることを明確にしよう」と選手に提案。まずは守備のテコ入れとしてマンツーマンディフェンスを採用した。当初は選手に戸惑いがあり、技術で勝る相手に圧倒されることもあったが、「目の前の相手に思うようなプレーをさせないことから始まり、1対1で負けなくなると格上相手でも互角に戦えるようになった」(友成監督)。

 

 練習試合での結果が自信となり、春休みを終えた頃から練習の雰囲気が変わった。キャプテンの森崎瑠聖(3年)は「自分たちのスタイルはコレだと思えるようになった。前向きに練習に取り組めるようになった」と話す。好守は攻撃にもいい影響をもたらし、テンポ良くボールが動くようになり、相乗効果でチーム力は上向きだ。「チームの状態はいい。点を取れるようになった。ただ、ほとんどの試合で失点しているので、無失点で抑えたい」と森崎。攻守のバランスが勝利のポイントとなりそうだ。

 

プレーの判断が明確になった大分南

 

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