国スポ 期待高まるチーム大分 今年も千点以上目指す 【大分県】
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アーチェリー男子 大分東明、力出し切り5位タイ 全国高校総体2019
令和元年度全国高校総合体育大会アーチェリー競技
8月10日 男子団体 準々決勝
熊本県営八代運動公園
大分東明4-5高志館(佐賀)
アーチェリーの男子団体で大分東明が5位タイとなり、目標の入賞を果たした。団体4人のメンバーの中で唯一の3年生となったキャプテンの森口弘規は、「決勝トーナメント初戦で圧勝し、油断が出てしまった。粘って接戦に持ち込んだが、あと一歩足りなかった。それでもこの結果には満足している」と笑顔を見せた。
昨秋の九州新人大会で優勝し、順調に成長を続けた団体メンバー。「一射集中」を合言葉に練習から試合を想定し、集中力を高めてきた。森口はムードメーカーとなり、「楽しくなければ結果は出ない」とオンとオフのメリハリをつけ、練習の雰囲気を盛り上げた。今大会では個人戦でも決勝トーナメントに進出し、好調を維持したままチームに勢いをもたらした。
団体5位タイとなった東明のメンバー
エースの宮成孝輔(2年)は昨年も全国高校総体に出場した経験があり、「インターハイ(全国高校総体)は参加者が多く、会場の雰囲気が違う。緊張したけど集中できた」と的めがけてひたすら矢を射った。「個人的には調子が良かっただけに、もう一つ上に行きたかった」と悔しさが残ったが、昨年の成績を上回ったことで成長を感じ取れたようだ。
大学に進学し競技を続ける森口は、楽しかった3年間を振り返った。「1、2年のときは思うような結果を残せなかったが、練習してきたことは無駄ではなかった。みんなで楽しくアーチェリーができたし、仲間に恵まれた。最後の最後で満足のできる結果を残せたけど、後輩には今年以上の成績を残してほしいし、できるメンバーがそろっている」と後輩にバトンを託した。
仲の良さが好成績につながった
(柚野真也)