陸上 佐伯豊南高校 俺たちは強い!自分を信じて駆け抜ける

2019/07/20
  • 高校総体

全国高校総体の目標

自己最高の走りをする

 

 九州高校大会の陸上男子400㍍リレーで、佐伯豊南陸上部が創部以来初となる優勝を勝ち取り、全国高校総体に出場する。短距離走専門の上杉貴志監督が赴任して3年目、部員は中学時代に野球部など他部からの転向者が多かったが、“走る集団”に育てた。

 

 昨年9月の県新人大会で400㍍リレー、1600㍍リレーで優勝し、着実に力をつけてきた。6月の県高校総体では2種目とも準優勝に終わったが、九州高校大会では400㍍リレーに絞り6位入賞を目指した。予選、準決勝、決勝と3日間を戦い抜くにあたって、上杉監督は「気持ちの持っていき方が重要だ」と説き、「お前たちは強い」と呪文のごとく言い続けた。

 

 予選突破し、準決勝を迎える前夜のミーティング。同じ陸上部の女子やり投げでビッグスローを連発し、自己ベストを4㍍弱伸ばし3位となった柴田彩乃(2年)が「自分を信じて投げた」と話した言葉にリレーメンバーは奮い立った。「あの言葉で意識が変わった。自分たちの可能性を信じられるようになった」と上杉監督。レース直前に「俺たちは強い」「自分を信じろ」と繰り返し口ずさむ選手を見て、やってくれそうな雰囲気を感じた。

 

左から三浦涼聖、川野流星、高瀬翔龍、飛弾光星

 

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