全国高校柔道選手権大分県大会 無差別級で村田大起が優勝、男女5階級の優勝者が全国切符つかむ

2021/01/26
  • 春の全国大会

 柔道の全国高校選手権大会の県予選が23、24日の両日、大分市のサイクルショップコダマ大洲アリーナで男女共に5階級の個人戦のみが行われた。厳重な新型コロナ感染症対策として3密を避けるための動線を確保し、無観客試合となった会場には二つのビデオカメラが設置され、初めての試みであった動画配信を実施した。

 

 初日に行われた無差別級では、男子は村田大起(杵築2年)が優勝した。準決勝までの3試合を全て一本勝ちし、決勝では県高校新人大会の90㌔級で優勝した三明允(柳ケ浦2年)と対戦した。互いに決め手なく、3分では決着がつかずにゴールデンスコアによる延長戦にもつれる。100㌔を超す村田は「先手先手で攻めて、自分のペースで試合を進めよう」と、自らに言い聞かせた柔道を実践する。無差別級において体重差はパワー差でもある。得意の力勝負に持ち込み、技ありで勝負を決めた。「応援もなく、静かな会場でやりにくかったが、落ち着いて柔道ができた。やり切った」と満面の笑みを浮かべた。

 コロナ禍で九州大会が中止となり、県外の強豪選手との対戦ができない日が続く。「毎日稽古はしているが、自分が九州や全国でどの位置にいるか分からない。全国大会では不安もあるが、体力をつけて、得意の大内刈りや足技を磨いて上位に入りたい」。もやもやした思いはあるが、自分の柔道にまい進する。

 

無差別級で優勝した村田大起

 

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