ウインターカップ県予選・女子 中津北が3連覇達成 主導権を握り続け、優勝

2018/10/17
  • 冬の全国大会

全国高校バスケットボール選手権大会県予選 決勝

中津北98-82藤蔭

 

 ここ数年、大分県の高校女子バスケットボールをリードするチーム同士の対戦となった、今回の全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)県予選の決勝(10月14日、大分市)。中津北は3連覇、藤蔭は6月の県高校総体に続き2冠を懸けて挑んだ戦いは、圧倒的な力を見せつけた前者に軍配が上がった。

 

 試合終了後、中津北の城戸美咲(3年)は、「県高校総体で負けた悔しさがずっと残っていた。どん底を味わい、ようやく晴らすことができた」と笑顔を見せれば、エースの平川稚尋(3年)は、「負けたことで挑戦者として挑めた大会だった。これまでやってきたことがコートで出せてうれしい」と素直に喜んだ。

 

 現3年生は入学して以降、県の主な大会では負けたことがなかった。“鉄壁の守備”を武器に連勝記録を伸ばし続けたが、6月の県高校総体で藤蔭に敗れ、初めて負ける悔しさを知った。「悔しい気持ちを引きずることもあったが、どこよりも練習してきた」と平川。悔しさをバネに王者奪還に向けて、走り込み、毎日数百本のシュートを打ってきた。

 

 「(勝因は)3年生の全国大会に行きたい思いに尽きる。6月の敗戦後にいろんなバスケを試したが、最後はディフェンス勝負と選手には伝えた。それを実践してくれた」

 そう大津留礎監督が振り返ったように、中津北はこの日、原点回帰し、ハードな守備から、得意の外角シュートを次々と決め、序盤から大きなリードを奪った。

 

王者に返り咲いた中津北

 

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ