ウインターカップ県予選特集 バスケットボール女子(2) 爆発力発動で一気に頂点を目指す明豊 【大分県】

2023/10/10
  • 冬の全国大会

 高校バスケットボールの集大成の舞台である全国高校選手権大会(ウインターカップ)の季節がやってきた。出場権を懸けて戦う県予選は今月22日に始まる。ここでは実力が拮抗(きっこう)する女子のシード4校の現在地を探る。第2回は、着実にステップアップしている明豊。

 

【チームパラメーター】

オフェンス 8

ディフェンス 7

リバウンド 7

シュート 8

3点シュート 9

高さ 8

 

 先発メンバーに2年生の名前が並ぶ明豊は、着実に力をつけている。6月の県高校総体では自慢の攻撃力で圧倒する試合が多かったが、リズムが崩れると立て直しが効かず、決勝リーグで大分、藤蔭に敗れた。杉山真裕実監督は敗因を「経験の差」としたが、下級生主体のチームにとっては負け試合も成長の糧となっている。

 

 もちろん3年生も黙って見ているわけではない。高校最後の大会に向けて意地がある。3年生主体のチームで臨んだ8月の県私立高校大会では、磨き上げた粘り強い守備を発揮し、5大会ぶりの優勝を飾り存在感を示した。攻撃力のある2年生と守備力の高い3年生、二つのチームを構成できたことで、試合では一気に5人替えができるようになり、戦い方に幅ができたのは大きい。

 

限られた時間で効果的な練習を意識する

 

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