全国高校サッカー選手権県予選前企画(6) 大分西 スマートなサッカーからの脱却 【大分県】

2023/09/29
  • 冬の全国大会

 守備の約束事、個人の見解をすり合わせることに時間はかかったが、「話し合うことでチームに一体感が生まれ、支え合うことができた」とキャプテンの井元禅(3年)。今年度、2部から昇格した高円宮杯JFA U-18 OFAリーグ(1部)では、試合を重ねるごとに自信を深めている。

 

 今大会では、3年生を中心に「勝っても負けても、このメンバーでサッカーができる最後の大会。優勝して終わりたい」(井元)との思いは日を追うごとに高まっている。結果を残すために必要なことを整理し、チーム全体に「守備から入る意識」は高まっている。サイドを経由することが多かった攻撃は、多少強引でも中央突破を狙う。これまでと異なり、力強さが全面に出るようになったチームは、キックオフの笛が鳴った瞬間から全力プレーする。「選手一丸となって自分たちのプレーを出し切る」との思いは強い。

 

勝負にこだわることを念頭においてチームづくりが進んだ

 

 

(柚野真也)

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