全国高校サッカー選手権県予選前企画(6) 大分西 スマートなサッカーからの脱却 【大分県】

2023/09/29
  • 冬の全国大会

 10月21日に幕を開ける「全国高校サッカー選手権大分県大会」。36チームが集い、憧れの選手権を目指す。3年生にとっては高校部活動の総決算となる大一番だ。どのような熱戦が見られるのか。シード校を中心に注目チームを紹介する。最終回は足下の技術を駆使したパスサッカーから、ガムシャラにボールを追う泥くさいサッカーに転じた大分西。

  

【チームパラメーター】

攻撃力 7

守備力 8

組織力 6

体力 6

精神力 6

3年生力 8

 

 今大会の番狂わせを狙う大分西は、これまでと異なるアプローチでチームをつくっている。パスを丁寧につなぎ、スマートなサッカーが特徴的だったが、「反すれば相手にとって怖さがなく、安全なプレーばかりを選んでいた」とは黒木一輝監督。今大会に向けて、まずは失点せず、勝負にこだわることを念頭においた。

 

 夏休みは課題だった体力不足に取り組み、最後まで走り切る走力を手にした。3年生の一部が県高校総体で引退したため、その穴を埋めるために下級生を積極的に試合で使い、組織力の向上に努める。決定力不足は個人の能力に委ねるのではなく、組織で攻撃の形を作るために攻守連動の重要性を認識させ、守備から試合をつくることを徹底した。

 

守備強化に取り組んだ

 

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ