ウインターカップ県予選特集 バスケ男子④ 伝統校のプライドを背負い、王座奪回を狙う大分舞鶴

2020/10/18
  • 冬の全国大会

 全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ) 県2次予選が24日から始まる。1次予選から勝ち上がった4校がシード4校に挑み、その勝者が準々決勝から出場するスーパーシード4校と激突する。男子の第4回は、強豪校として長年王者に君臨し続けた大分舞鶴。ここ数年は優勝から遠ざかっており名門復活を目指す。

 

 「他校も同じ条件だから全てが言い訳のようになってしまうけど、やっぱり練習できない期間が長かったことは大きい」。県高校総体を振り返り、悔しさをにじませた池田剛監督。新型コロナウイルスの感染拡大による部活動休止は、大きな影響をもたらしたといえる。

 

 部活動再開後も、進学に向けた学業との両立のために練習時間が短縮される状況も続き、様々な葛藤を抱えたまま挑んだ県高校総体は、不完全燃焼に終わった。第2シードでありながら、勢いに乗り勝ち上がったダークホースの大分上野丘に準々決勝で敗戦。ベスト8でコートを後にした。

 

 悔しさだけが残る結果となったが、部活動休止の間に選手のバスケに対する情熱は衰えず、個々でトレーニングに励んできたことが現在の下地となっている。自身の課題に休むことなく取り組んできたことは体力強化につながり、自主練習では難しいシュート力は低下してしまったが回復の兆しが見えている。また県高校総体後は対外試合も重ねながら“試合勘”を取り戻していることは好材料となる。

 

県高校総体での悔しさを今大会で晴らす

 

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