ウインターカップ県予選特集 バスケ女子④ 最高の自分を目指す情報科学

2020/10/07
  • 冬の全国大会

 その要因の一つは、抜群のチームワークの良さだ。キャプテンの庄本と植木詩織(3年)のホットライン、2人を尊敬し勝利への思いを強く持つ1、2年生。井上監督が「チームの結束力はどこにも負けない」というように、学年を越えたチームワークを試合の局面で発揮できるのが強みだ。普段の練習では庄本を中心に会話を重ね、考えながら次につなげるという構図がきちんと出来上がっている。全員で一つ一つのプレーを理解し、共有しながら仕上げていく。経験値の高い庄本と植木の活躍が必要不可欠だが、目を見張る成長ぶりを見せている2年生の活躍にも期待が持てる。スピード、高さ、得点力などそれぞれが持つ個性を集結し、組織力で強豪校へ挑む。

 

 もう一度ベスト4以上、そして憧れの全国へ。技術や感性、プレーの精度を磨き、スーパーシードのプライドを持ち、チャレンジャーとしての気持ちを忘れずに挑む。「失敗しても下を向かずに、普段どおりにバスケを楽しんでほしい。結果はついてくると信じている」(井上監督)。九州大会出場を決めた際に新調した団旗に記された『最高の自分を目指せ!!』を体現すべく、最後の大会で全力を出し切る。

 

個性が際立つチームとなった

 

 

(黒木ゆか)

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