春の高校バレー県予選特集 男子(3)鶴崎工業 絆は強く、一致団結で勝利を目指す 【大分県】
2024/10/21
- 冬の全国大会
ここ数年で4強に定着した鶴崎工業。高さやパワーは上位3校(大分南、大分工業、別府鶴見丘)に一歩及ばない印象だが、今年は組織力、団結力を武器に力を伸ばしてきた。県高校総体終了後は主力の3年生が引退し、チームの再編に取り組んでいる。二宮裕和監督は「ミドルブロッカー、アウトサイドヒッターが抜け、チーム力の低下は否めない。その穴をどうするのか。下級生を使うか、3年生のポジションを変えるか。けが人も多いのでいろいろ試している」と話し、あらゆる方向からチームにとっての「ベスト」を模索しているという。
春の高校バレー県予選の目標は優勝。二宮監督は「県高校総体では守りが弱かった。今はブロックやレシーブを中心に鍛えている。守れないと勝てない」と課題を口にするが、選手たちは決して臆してはいない。キャプテンの高橋駿介(3年)が「自分たちのチームは身長がない分、それに合わせた戦い方をする必要ある。県高校総体の決勝戦の大分工業を見て、高さやパワーで劣っていても粘れば勝機はあると確信した」と話すように、自分たちを客観視できるようになったことで、技術面、精神面において着実な成長を遂げている。
3年生の主力が抜け、チームを再編成する鶴崎工業