3年生、冬物語 vol.3 駅伝女子 けがを乗り越えたどり着いた夢舞台(大分東明高校)

2020/01/18
  • 冬の全国大会

 最初で最後の都大路を駆け抜けた。「女子第31回全国高校駅伝競争大会」で17位となった大分東明のキャプテン武井萌夏(3年)は、大会前日に4区を走ることを井上浩監督から告げられた。憧れの都大路を走ることを目標に大分東明に入学したが、「けがが多く、思うような結果も出せず、苦しい3年間を過ごした」という。それでもコツコツと努力を重ね、最後の最後まで目標を見失わずに準備してきた結果の抜擢だった。

 

 4区は1、2年生のときに走者の付き添いとして試走した区間。他の区間よりも見慣れていた。それでもスタート直前は緊張で体が重かったが、タスキを受け取ると自然と力が抜け、沿道で応援する家族の声を聞き取れるほどリラックスして走れたという。卒業後も陸上を続けるかどうか悩んでいるが、「悔いのない走りができた」と笑顔を見せた。

 

最後の冬にタスキをつないだ磯部涼美(写真左)と武井萌夏(同右)

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