全国高校バスケ選手権県予選 女子③新たなステージに突入した中津北

2019/10/24
  • 冬の全国大会

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最適解を導き出す無限の可能性

 

 今回の全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)の女子県予選に波乱なし。そう思えるほど第1シードの中津北の力が突出している。昨年のウインターカップに出場したチームの主力は3年生だったが、木下菜月(2年)や工藤佑美(3年)らもコートに立ち、現チームの主軸となりチームを引っ張っている。世代交代を感じさせないチームづくりこそが強豪校のゆえんであり、今年も勝てるチームとなっている。

 

 中津北の強さを一概に言い表せないが、“組織力”の高さにあることは明白だ。個々の技量は確かに素晴らしいものがあるが、他チームと比べて絶対的と言えるものではない。ただ、先発5人が集まり、控えを含めて12人、そして部員全員の力が結集したときの実力値は破壊的だ。

 

 6月の県高校総体の決勝リーグで見せた“キラー・インスティンクト”は忘れられない。直訳すると「殺人本能」。物騒な言葉だが、スポーツ界では、相手をたたきのめさないと気が済まない闘争本能といったところか。強度の高い守備で相手の攻撃を阻止して、鋭い速攻で得点を量産する。対戦相手に二度と勝てないと思わせるほどの印象を与えた。

 

今年も中津北は強い

 

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