全国高校サッカー選手権県予選特集⑤ 中津東、得点力不足は“オセロ”で解消!

2019/10/07
  • 冬の全国大会

 全国高校サッカー選手権大会県予選が19日から始まる。2年連続優勝を狙う大分を筆頭に柳ケ浦や大分工業などが対抗馬となる。ここではシード校を中心に注目校に迫る。第4回は5年ぶりの全国選手権を目指す第4シードの中津東。

 

 3年生が就職試験などで練習に参加できない時期が続き、直近のリーグ戦は無得点で3連敗と精彩を欠いた。ただ、軸丸耕平監督は「試合内容は悪くはない。決定力は課題だが、ボールの奪われ方が悪く失点しているところは修正できる」と悲観することはない。「ようやく全員がそろって練習できる」と前向きだ。

 

 大会までの残された時間で「最後の局面、勝負へのこだわり」を追求するが、「ここからは選手がどれだけ意識を高め、毎日の練習ができるかが重要になる」と軸丸監督。試合状況に合わせラインコントロールでボールの奪いどころを定め、攻撃の切り替えも速い。組織は成熟しているため、あとは得点だ。

 

 決定力の問題は、どの高校も抱える課題であるが、軸丸監督は「点を取るための前段階のイメージを共有することが大事」と話す。そこを意識させるためチームの共通用語として「オセロに入れろ!」との言葉がある。戦術的な部分のため詳細は明かさなかったが、ペナルティエリアの両角を起点に攻撃を仕掛けようと考えている。

 

組織は成熟している

 

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