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バサジィ大分 今季最後のタイトル獲得のチャンス 5連勝で一気に駆け上がる

バサジィ大分 今季最後のタイトル獲得のチャンス 5連勝で一気に駆け上がる

 きょう12日から始まる全日本フットサル選手権大会に出場するバサジィ大分。1月16日にリーグ最終戦を終えたチームは、2週間のオフを挟み、2月から再始動して今大会に向けて調整を進めた。キャプテンの吉田圭吾は「ウチは個人技のチームで、プラスで組織として戦うスタイル。みんなでというよりは各々で調整したという感じ。(契約更新の時期で)選手はいろんなストレスがあると思うが、『大分にタイトルを持って帰りたい』という思いは同じ」と話す。

 

 全日本選手権大会はプロ、アマの垣根を越えたトーナメント戦。各地域の代表から国内最高峰のF1リーグまで、32チームがタイトルを懸けて争う。大分の初戦の相手は北海道地域代表のソルプレーサ。2回戦に勝ち上がっても「これまで対戦したことのないチームとの試合になる」と伊藤雅範監督。「最初の2試合は相手の情報もないので、最初の10分で相手の特徴を見極める対応力が必要となる」

 

タイトルに向けて仕上がりは良い

 

 地域代表チームにとっては、他県の強豪チームと対戦できる貴重な機会でもある。それゆえにFリーグのチームと比べて、大会に懸けるモチベーションは圧倒的に高く、アップセットも起きやすくなる。吉田は「(格下相手に)絶対負けられないプレッシャーはある。普段(Fリーグ)の試合とは違う緊張感がある。一発勝負のトーナメントなので、ミスや失点で勝敗が決まる。この1年間でやってきたことを出し、力の差を見せつけたい」と意気込む。

 

 今シーズン最後のタイトルの懸かった大会。今季限りで退任が決まっている伊藤監督は「我々は常にタイトル争いをしなければいけないチーム。私がチームを率いた間は選手にはずっと勝つことを求めてきた」と振り返る。「このメンバーで戦う最後の大会となるが、責任感を持ってプレーしてほしい」と選手に呼び掛け、コートに送り出すつもりだ。5連勝すればタイトル獲得。短期決戦のセオリーは「勢いに乗ったチームが勝つ」(伊藤監督)。初戦で快勝して、頂点まで一気に駆け上がりたい。

 

勝つことを求め続けた伊藤雅範監督

 

 

(柚野真也)